로그인俺はそのまま、繁華街を抜けて家路についた。
頭の中で鞠子の声がずっと響いていて、 布団に入ってからもなかなか寝付けなかった。 ——鞠子、言います。 ——一瞬でも、朔夜の女になれたんは嬉しかったよ。 そんな言葉を反芻しているうちに、 いつの間にか意識が沈んでいった。 …… ... . 気づけば、俺の目の前には小さな公園が移る。 祖父の家の近く、 よく砂場で遊んだ場所だ。 その砂場に小さい頃の俺がいる。 夏の匂い... 蝉の声が遠くで鳴いている。 隣には、もう一人——女の子がいた。 顔ははっきり見えないのに、 なぜかその子だとわかる。 そんな感覚だった。 「ねぇ、ねぇ、朔夜くん。大人になったら、なりたいものってある?」 「うーん……よくわからないよ」 砂を掘りながら、俺は上の空で答えている... その反応をからかうように、女の子は続ける。 「朔夜くんはまだまだお子ちゃまだもんねー。私はちゃんとあるんだよ」 「何になりたいの?」 「私は、幸せなお嫁さんになりたいんだ! 恋をして……愛してってやりたい!」 「そうなんだねー。やっぱりよくわかんない」 女の子は俺の手をぎゅっと握って、 まっすぐに目を合わしている。 「朔夜くん! 大人になったら私と結婚しようよ!」 「うん、楽しそう……」 適当に返した俺の手を、 女の子は放さなかった。 「絶対だよ! 約束だからね……」 その声だけが、やけに鮮明に耳へ残った。 …… ... . はっ、と目が覚めた。 天井の模様がぼんやり見える。 汗ばんだ首筋に、朝焼けが眩しく部屋を照らす... なんで今更、あんな昔の夢を見たんだろう。 しかもあの女の子——顔は、最後まで思い出せなかった。 そんな中、玄関のドアから強めのノックが 響く... ドンッ!ドンッ!...ドンドン!! こんな早朝から来るのは、あいつしかいない。 というか、近所迷惑も甚だしい... 苛立ちと焦りと眠気が入り混じる表情で 俺はドアの鍵を開ける。 そこには一人の女性が立っていた。 「朔夜さん!おはようございます。 今日も素敵な朝でございますよ」 こちらの都合など、一切気にする事ない表情... 頭の上からつま先まで気品溢れたハイブランドを 身に纏いながらこちらを見て笑顔を向ける女。 柊木瑞稀(ひいらぎ みずき)だ。 「お前さ、いい加減にしろよ...まだ6時だぞ 親は夜勤だから良いものを。」 「いいや、もう6時ですわ! 瑞稀、朔夜さんのために朝食をお持ちしましたの」 手提げの紙袋に、海外の飲食メーカーのロゴが 入った荷物を持っている。 「だからさ...こういうの迷惑って前に伝えたよな」 嫌そうな俺の顔も気にせずに... 瑞稀は、部屋に乗り込んでくる。 「迷惑かどうかは私が決めますの。 朔夜さんは私みたいな美人な婚約者と こうやって朝食を迎えることを光栄に思って 頂かなきゃ、世の男性に失礼ですわよ」 「はぁ...わかったよ。 支度するから少し座って待っててくれ。」 瑞稀と知り合ったのは、もう10年以上前になる。 俺たち祖父の代、霧島家と柊木家... 地域でいう資産家の名家と言われていたのだが、 霧島家は祖父が亡くなられた後は、柊木家の 名声独占により俺ら霧島家は柊木家から 虐げられてきたはずだった。 そして、柊木瑞稀は現当主の娘... 俺なんかに、交流を持つはずないお嬢様なんだが 瑞稀が言うには、田舎暮らしに慣れなかった 瑞稀が近所で遊んでいるところを野犬に遭遇.. その時に俺が瑞稀を連れ出し助けた。 そこで、瑞稀は命を救われた... ...大袈裟とも思うが... 俺を将来の旦那にすると誓ったんだとか... もちろん、当代の瑞稀の父には反対されている。 俺自身もかなり良い迷惑に感じている。 愛想良く見せているが、 霧島家がされた仕打ちを忘れることはできない。 だが、瑞稀にとっては、 これら何もかも、関係ないのであった。 朝の身支度を済まして、瑞稀が待つ食卓に着く。 いつものように、サンドイッチを片手に 瑞稀が会話を切り出す。 「朔夜さん、今日のご予定は?」 「今日はバイトまでは家にいるつもりだよ。 大学のレポートも仕上げないといけないし...」 「あら、そうなんですの。なら私もこのまま こちらにいるのはよろしくないかしら?」 平然とした表情の瑞稀に少し呆れた顔で返す。 「いやいや...俺と一緒にいるなんてバレたら そちらの親御さんは黙ってないだろ?」 「そんなことありませんわよ。 私が朔夜さんを 愛しているのは周知の事実... むしろ両親の反対はこの恋を高める材料ですわよ」 「はいはい...わかったよ」と肩を落としながら 返事をする俺が背中を向けた瞬間に一瞬、空気が 変わるのを感じた。 「それで...昨日は、どちらに行かれてました?」 声が1トーン落ちた響きで 瑞稀が俺に質問をする。帰宅途中に視線を感じる。 さっきの佐伯と言う警察なのだろうが、 今日はもう何も話をする気になれない。 俺は後ろを振り向くことなく真っ直ぐに 自宅へ向かった。 ーーー「霧島、帰宅しました。」 朔夜をつけていた男性がどこかに連絡をしている。 「はい、警察も霧島をマークしているみたいです。 今後はより気をつけていかねばと...」 「はい!はい!申し訳ありません。」 一度電話を切り、また別の所に連絡を入れている。 「あのヘマした二人はどうした?。 そうか...もう口を割らないように餌やりでも しておけ。」 「もうヘマするんじゃねぇぞ!!!」 受話器に怒号を浴びせ電話を切った。 「ったく...あのお方は、無茶が過ぎるぜ。」 男性は、朔夜の部屋が電気が消えるのを確認して 夜の闇へと消えていった。 ーーーその日朔夜は祖父の夢を見ていた。 「なんで死んだの?」 と俺が聞くと... 祖父は少し間を置いてから答えた。 「嫉妬で死んだんや」 「嫉妬で人が死ぬの?」 「死ぬ」 祖父は断言した。 「嫉妬は毒や。自分の中で育てすぎたら、自分を殺す」 ......はっ! 目を覚ますと自宅のいつもの天井が見える。 ドンドンッ!ドンドンッ! 「またか...」 扉を開けると瑞稀がいつものように朝食セットを 片手に笑顔で立っている。 「朔夜さん!おはようございます。今日も元気な1日を......」 俺は、瑞稀の言葉を遮るように扉を閉めようとする。 扉を掴んで焦る瑞稀。 「待ってください!どうしたんですの!? 朔夜さん、よく見てみたら元気もなさそうですし」 「ごめん!今日は帰ってくれ。付き合う気になれないんだ。」 と改めて、扉を閉めようとすると... 「勤務先のバーテンダーさんのお話かしら?...」 瑞稀が1トーン声を落として呟く。 「なっ!...なんで、それを!」 「だから心配になって顔を出しに来たんですの。 下に警察の方も見張っております」 「入れてくださらない?」 俺は、扉を開けて瑞稀を部屋に招き入れた。 「...でどういうことだよ??なんで瑞稀が知っている??」 瑞稀に質問をすると何食わぬ顔で、いつものように朝食を準備していた。 「まぁ、ひとまずご準備してください。」 「それからお話しますから..
店長はしばらくスマートフォンを見つめたまま動かない。「……店長?」ゆっくりと顔を上げた店長の表情は、さっきまでとは違っていた。「朔夜……。」低く震える声が、静かな店内に落ちる。「紗英が……見つかった。」「でも...」「でも...?」「死体で見つかったんだって...」店長が青ざめた顔で明らかにショックを受けた顔をしている。「え?......そんな......冗談きついですよ。」戸惑う俺に店長は、喝を入れるような声で言う「こんな冗談言えるはずないだろ!!俺は、警察に向かうから店番頼めるか?」「はい!!」店長は、すぐに店を出た。(「死体で見つかったんだって...」)先ほどの店長の声が響く...。紗英さんがどうして?死体ってどういうことだ?...(「その時も、まだ彼女がいなかったら――私をもらってくれる?」)「クソッ!どうして紗英さんが...」考えれば考えるほど、訳がわからない。誰かに恨まれるような人じゃないし、重い病気なんて話も聞いたことない...じゃあ、どうして...色々な感情が複雑に胸を苦しめる中、俺は店長の帰りを待った。ネガティブな感情は押し殺し、俺が出来る一生懸命な接客を心掛けながら...(「カウンターに立つ時はね、もっと笑顔。」)(「せっかくそんなにかっこいい顔してるのに、真顔だともったいない。」)(「そうそう!」)カウンターに立ちながら、紗英の影を浮かぶ。「笑顔にならなきゃ...」俺は唇を噛みながら、紗英に言われた笑顔を守った。紗英さんに言われた笑顔だけは今夜だけでも守っていたかった。ーーー午前1時過ぎ。閉店前になり、お客様も退店した頃...アパートに訪れていた佐伯が店の扉を開いた。「すいません、そろそろラストオーダーでっ...あなたは、佐伯さん?」「いきなりですいません。黒田から連絡ありませんでしたか?霧島さんの護衛に着くようにと指示がありまして」一礼をしながら、入店してくる佐伯に食い気味に俺は言葉を返す。「理由も話さずに護衛だなんて...意味がわかりません。閉店作業もありますのでお引き取り願えますか?」紗英さんのこともあり、疑心暗鬼になっていた俺は佐伯を睨みつけてしまう。「まぁ、そんな...でもおっしゃる通りですね。私たちは外で待機してますので、色
「――え?」 聞き間違いかと思った。 「行方が、分からない……?」 「はい。ご家族から捜索願が出ています。」 頭の中で、何かがぐらりと揺れた。 「そんな……。」 「最後に、紗英さんに会ったのはいつですか?」 佐伯が、優しい声で尋ねてくる。 その柔らかさが、逆に不気味に感じられた。 「……四日前です。」 「四日前、というと?」 「お店の営業が終わったあとです。ふたりで、軽く飲みに行きました。」 「なるほど。その後は?」 「店を出て、それぞれ帰りました。それ以来、会ってません。」 「連絡は?」 「してません……。次のシフトで会うと思っていたので。」 「シフトの日は?」 「三日前です。」 「その日、紗英さんは?」 「来ませんでした。連絡もなくて……店長も心配してました。」 「なるほど。」 黒田は、手元のノートに何かを書き込んだ。 その仕草の一つひとつが、やけに重く感じられる。 「朔夜さん。」 「はい。」 「紗英さんとは、恋愛関係にありましたか?」 直球すぎる質問に、思わず言葉が詰まった。 「――いえ、違います。ただの、バイト先の先輩後輩です。」 「そうですか。」 黒田が、俺の顔をじっと見つめる。 その視線に、思わず目を逸らしそうになった。 「ただ紗英さんのスマートフォンが、自宅近くの路上で発見されています。」 「――え。」 「本人の姿はありませんでした。」 その一言で、俺の思考が完全に止まった。 スマホだけが、路上に。 紗英本人は、いない。 「そんな……。」 声が、震える。 「じゃあ、紗英さんは……。」 「まだ分かりません。」 黒田が、遮るように言った。 「だからこそ、事件性がある可能性も含めて、あらゆる方向から調べる必要がありまして。」 事件性――。 その言葉の重さに、背筋が冷たくなった。 「朔夜さん。率直に伺いますが、あなたと紗英さんの間に、何かトラブルはありませんでしたか?」 「トラブル……。ないです、そんなの。」 「金銭的なこと、恋愛的なこと、どんな些細なことでも構いません。」 「本当に、何もないです。」 声が、少し大きくなってしまった。 自分でも驚くほど、動揺していた。 「……失礼、責めているわけではありません。」 黒田が、少しだけ口調を和らげる。 「念の
タクシーを降りた紗英は、夜明け前の住宅街をひとり歩いていた。火照った頬に、冷たい風が心地よい。「朔夜になんて事言ったんだろ……。」口元を押さえ、思わず笑ってしまう。「我ながら、めちゃくちゃ恥ずかしいよ。」もらってくれる、なんて。酔った勢いとはいえ、よく言えたものだと自分でも呆れる。でも――と、紗英は思う。嫌そうな顔はしていなかった。あの戸惑った表情を思い出すと、また頬が緩んだ。「ま、いっか。」「なんてね、で済ませとこう。」自宅マンションまでは、あと少し。街灯の少ない裏路地に入ると、辺りは急に静かになった。自分の足音だけが、アスファルトに響く。その時だった。背後から、エンジン音が近づいてきた。タイヤが軋む音とともに、黒いバンが紗英のすぐ後ろで急停車する。「え……?」振り返る間もなかった。スライドドアが勢いよく開き、中から黒い覆面を被った男が二人、飛び出してくる。「な――」声を上げる暇もなく、太い腕が紗英の体を捕まえた。「ちょっ!何っ――」口を大きな手で塞がれる。革の匂いと、汗の匂いが鼻をつく。「キャァ……ンンッ!」くぐもった悲鳴だけが、誰にも届かないまま夜に消えていく。必死に抵抗するが、女の力ではどうにもならなかった。体が宙に浮き、そのままバンの中へ引きずり込まれる。スライドドアが、乱暴に閉められた。「……っ、ンーッ!」薄暗い車内。紗英の視界に映るのは、覆面の奥の、感情の読めない目だけだった。エンジン音が唸りを上げ、バンは静かな住宅街を走り去っていく。紗英のスマートフォンだけが、アスファルトの上に落ちたまま、通知の光を点滅させていた。――それに気づく者は、まだ誰もいなかった。気づけば、倉庫のような場所に連れ込まれ、紗英は柱に括りつけられていた。何が起こったのか、理解できない。怖い。苦しい。視界を奪われたまま、闇の中で音だけを頼りに状況を探る。そんな中、男たちの声が聞こえてきた。「……あの人に言われてるんだ。さっさと片付けるぞ。」「はい!わかりました。」片付ける――。その言葉の意味を、紗英は必死に考えていた。「……っ、ンー!ンーッ!」猿轡越しにくぐもった声を上げても、誰も反応しない。冷たいコンクリートの床。かび臭い空気。かすかに聞こえる、換気扇のような機械音。ここがど
瑞稀との時間を終えた俺は、安堵から 気づけば意識が飛ぶように眠っていた。 目が覚め、軽くシャワーを浴びて 大学のレポートを机に広げ、 期限の近い課題を黙々と進めた。 気付けば時計は午後六時半。 「……そろそろ行くか。」 制服に着替え、いつものBARへ向かった。 店の扉を開けると、ウイスキーと木の香りが迎えてくれる。 「おはようございます!」 「おはよう、朔夜!」 カウンターの奥から明るい声が返ってきた。 「今夜もよろしくね。」 彼女の名前は神代紗英(かみしろ・さえ)。 俺の一つ年下だが、この店の看板バーテンダーだ。 接客もカクテルも一流。 将来は自分のBARを開くことを夢見ていて、 店長からの信頼も厚い。 俺も密かに尊敬している先輩だった。 「今日は少し混みそうだから、グラス多めに出しておこうか。」 「了解です。」 「あと、氷も追加お願い!」 「はい!」 営業前の店内は慌ただしい。 グラスを磨き、氷を補充し、酒瓶を並べる。 そんな準備の時間も、いつの間にか好きになっていた。 開店時間になると、店内にはジャズが流れ始める。 俺がカウンターへ入ると、紗英が横目でクスッと笑った。 「朔夜。」 「はい?」 「カウンターに立つ時はね、もっと笑顔。」 「え?」 「せっかくそんなにかっこいい顔してるのに、真顔だともったいない。」 「いや……そんなこと言われても。」 「ほら、少し口角上げて。」 言われるまま笑ってみる。 「そうそう!」 紗英は満足そうに頷いた。 「その方が絶対いい。」 「ありがとうございます……。」 「こうやって素直に直せるところ。 私は結構好きだよ。」 「褒められてるんですか?」 「もちろん。」 そう言って笑う紗英につられて、俺も思わず笑ってしまう。 「よし!今日も楽しんでいこう!」 「はい!」 その一言だけで、不思議とやる気が湧いてくる。 営業が始まると、店内は次第に賑わいを見せた。 紗英はお客様一人ひとりの好みを覚えていて、 「今日はいつものハイボール?」 「今日は甘めにしましょうか?」 そんな何気ない一言だけで、お客様の表情が柔らかくなる。 俺もドリ
......昨日...... ... 「ふふっ...うちの顔に、何かついてはります?...」... 「昨日?...昨日は...」 昨日はバイト帰りの途中に寄り道をして、 鞠子と会ってた。 「助けて...朔夜...」 この時、素直に言えてたら... 「一瞬でも、朔夜の女になれたんは嬉しかったよ...」 いや、言えるはずがない。 俺は咄嗟に、嘘をつかずに事実を隠した。 「昨日は、バイト帰りに繁華街を散歩しながら 帰ったよ。」 瑞稀はこちらを真顔で目を見開きながら 詰め寄ってくる... 「本当に!!?本当に何もなかったのですか!?」 「あぁ...普通に散歩して帰ったよ...」 このテンションの時の瑞稀はやばい... どうにかやり過ごさないと... 「あぁ...本当だよ。嘘はついていない」 瑞稀は数秒間、重なるぐらいの距離で俺を覗く。 「嘘...ですよね?フフッ...朔夜さん、今回は詰めが 甘いみたいですよ。」 !?!?...見られていたのか!?... でも、何も悪気は... 「ほっぺた、誰かに殴られたんでしょ? 腫れてますわよ。ほら、手当しますわ。」 「あぁ、ごめん。 瑞稀に心配かけたくなかったからさ」 ため息をつきながら、 「救急箱とってください...」と待つ瑞稀に 焦りを隠しながら、俺は手当をしてもらう。 以前、瑞稀は親との家庭環境のもつれから 精神的な発作を起こして両親を殺めようとした。 両親が世間に知らせてはいけないと、 表だった公表はされていないが... こうやって、瑞稀が自由気ままにできるのは ある意味両親にさえ恐れられている。 「まぁ、よかったですわ...」 ため息混じりに言葉を切り出す瑞稀... 「何がよかった?」と返すと、 「もし、女の子と会っていることを 隠しているのなら... 私......どうなるかわからなかったから...」 ははっ...とリアクションをした俺は そのまま手当を受けた。 そこに、瑞稀の携帯から着信がなる。 「失礼、少しお外で話してくるわ...」 携帯を持ち、外に出る。 俺は深いため息をついた。 危なかった... 今は、鞠子と出会ったことや 祖父の話はするべきじゃない。 鞠子が本当に呪いの類であっても、瑞稀は その相手を消滅させ